2021-04-13 第204回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
また、収益の金融機関体力への影響は累積的なものであり、金融機関収益の下押しの長期化によって、一方で金融仲介機能が停滞方向に向かうリスクと、他方で過熱方向に向かうリスクと、双方に注意する必要があるということを改めて認識しております。その上で、先ほど申し上げたとおり、副作用を抑制しつつ、より効果的で持続的な金融緩和を実施していくための各種の政策対応をこの点検の中で行ったわけでございます。
また、収益の金融機関体力への影響は累積的なものであり、金融機関収益の下押しの長期化によって、一方で金融仲介機能が停滞方向に向かうリスクと、他方で過熱方向に向かうリスクと、双方に注意する必要があるということを改めて認識しております。その上で、先ほど申し上げたとおり、副作用を抑制しつつ、より効果的で持続的な金融緩和を実施していくための各種の政策対応をこの点検の中で行ったわけでございます。
ただ、今度のインフレ対策あるいは設備投資過熱方向を抑えていく、インフレの方向をスローダウンしていくということにはどうもまだまだ心配な面がある。というのは、石油ショック以後大変な減量経営に入ってきている、資本を大量に必要とするところというものは、内部資金というものが非常に重視されているんじゃないか。そういたしますと、そういったところは余り資金需要というものは必要とならない。
まあ先進諸国に最近比較的いいニュースを——契約ベース等で統計にずれてまいりますから上がってまいりませんが、いいニュースを聞きますのは、やはり米国における景気が過熱方向にあることの影響によりまして、米国それ自身、あるいはヨーロッパ諸国等の引き合いが若干あって、そこへ伸びる好機をとらえ得るのではないかという面も明るい面としてはございます。